こんなニュースが目に入った。
千葉県公立高校入試を一部改善するとのこと。
まず、令和8年入試(現中2)からは、調査書(内申書)の記載項目を変更する。
大きく変わるのは、「出欠記録」の記載を廃止すること。
ちょっと前のブログで書いていた懸念事項(コロナ禍以降、欠席日数が増加している)に対応するような感じで、時代の流れを感じる。
公立の内申書の様式が変更されるということは、私立高校の推薦要件にも影響しそうだ。もしかしたら、欠席日数について要件変更をする高校が出てくるのかもしれない。
その他の「総合的な学習時間の記録」「中学3年生時の行動記録」「総合所見」については、教員の負担を軽減させるためだろうか。1人ひとりにコメントを書いているような感じで、骨が折れそうだからね。
しかも、絶対に悪いことは書かれない!
教員というのは、「ネガティブなことをポジティブな表現に書き変えるプロ」だって思っていた。それもなくなってしまうんだ。
まぁ、選考基準には利用できないから削除でもいいとは思う。
次に、令和9年入試(現中1)からは、国語の問題から「聞き取り検査」を廃止する。
これね、もっと早くに無くしてもらいたかったな。
今の形式だと、時間のムダなんじゃないか(いろんな意味で)って感じていたし、会話形式の出題とかが全国的に増えている傾向で、聞き取り検査を実施している都道府県は千葉を含めて3県(青森と秋田だったと思う)しかなかったから。
この廃止はずっと議論されているという情報は得ていて、「いつからでもおかしくない」って雰囲気だった。
来年からでもいいのにね...。まぁ、周知に時間をかけて徹底するということか。
入試の調査書から「出欠記録の記載」がなくなるからと言って、わがもの顔で欠席していいという訳じゃないからね!
元気に登校して社会生活を送れることは、生きていくうえでも大切なこと。それだけは勘違いしてほしくない。