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【早稲田大学合格者数ランキング】慶應を出したらやっぱり早稲田もだよね


今日は早稲田大学の記念日(創立記念日は10月21日らしい)とか、そんなことは全くないんだけど、慶應大学のランキングを出したら、早稲田も…ってなるよね。

だから、早稲田も書いておこうと思う。

 

2024年春、早稲田大学合格者の出身高校ランキング。(一般+共通テスト)

ちなみに、早稲田は合格者が多く、慶應の8,971名に対し、14,845名だ。

 

だから、千葉県内の高校も1名の学校までは紹介できない。

あらかじめ断っておくとする。

 

まずは、全国のランキングTOP10

順位、学校名(所在都道府県)、合格者数(内現役)

1位、★開 成(東京)   273名(165)

2位、 日比谷(東京)   204名(152)

3位、★渋谷幕張(千葉)  202名(148)

4位、★聖光学院(神奈川) 190名(158)

5位、 湘 南(神奈川)  178名(127)

6位、★市 川(千葉)   160名(127)

7位、★麻 布(東京)   151名(85)

8位、★栄 東(埼玉)   149名(122)

9位、 横浜翠嵐(神奈川) 147名(118)

10位、★海 城(東京)   138名(119)

 

こんな感じだ。

昨年は渋谷幕張が開成に勝ったが、今年は首位を奪還した。

現役の合格者数も開成がトップである。

公立では、東京と神奈川から3校。一貫校でないのに、これぞ真の進学校だよね。

千葉県からは、市川が昨年よりも28名増やして6位に食い込む健闘。

 

その他、埼玉の私立で栄東は、近年の伸びが著しい学校で注目されている。

高校募集もあって、大宮(東大宮)なので柏からでも1時間ちょっとだ。近くはないが通えない高校ではない。

船橋東葛飾の併願候補にしてみてもいいかもしれないよね。

 

 

それでは、千葉県の高校からの合格者ランキングを見てみよう!

 

1位、渋谷幕張★   202名(148)→全国2位

2位、市 川★    160名(127)→全国6位

3位、県立船橋    129名(107)→全国16位

4位、県立千葉    113名(83)→全国25位

5位、東葛飾     104名(90)→全国27位

6位、昭和学院秀英★ 67名(58)→全国58位

7位、東邦大東邦★  58名(43)→全国67位

8位、千葉東     55名(45)→全国69位

9位、市立稲毛    46名(43)→全国85位

9位、佐 倉     46名(40)→全国86位

11位、市立千葉    34名(33)

12位、芝浦工大柏★  31名(30)

12位、専修大松戸★  31名(19)

12位、薬園台     31名(24)

15位、小 金     25名(25)

16位、日大習志野★  24名(23)

17位、麗 澤     21名(18)

18位、県立柏     19名(19)

19位、長 生     16名(15)

19位、八千代     16名(12)

20位、幕張総合    15名(13)

21位、国府台女子★  13名(13)

22位、八千代松陰★  11名(9)

23位、成田国際    10名(10)

23位、船橋東     10名(7)

 

10名以上の合格者が出た学校は以上24校だ。

学校推薦や総合型選抜の合格者を含めると、さらに増えるだろう。

慶應(10名以上は15校)に比べるとやはり多い。

 

 

ちなみに、1名までは無理だけど、推薦を含めば10名に乗るかもしれない学校は紹介しておこうかな。

 

◎8名...鎌ヶ谷(7)、木更津(7)、国府台(7)、津田沼(8)

    志學館★(7)、流通経大柏★(7)

 

◎7名...安房(7)、成田★(4)

 

 

さすがにここまでかな...。

 

 

でも、出血大サービス!

 

◎6名...柏南(6)、検見川(3)、成東(5)

    昭和学院★(5)、千葉明徳(6)

 

◎5名...千葉敬愛★(4)、千葉日大一★(4)、二松学舎柏★(5)、日出学園★(5)、明聖★(5)

 

 

さすがにここまでだなー。

ということで、参考にどうぞ!

【慶應大学合格者数ランキング】4月23日は慶應義塾大学の開校記念日

 

慶應義塾大学福沢諭吉さんが1958年(安政5年)に、「蘭学塾」として開塾したのが起源である。

1868年(慶應4年/明治元年)に、浜松町に移転され、元号を取って「慶應義塾」となる。

1871年(明治4年)に、現在の品川区三田に移転され、この移転された日(4月23日)を開校記念日としているそうだ。

いまや、日本で最高峰の私立大学として君臨している。

 

そんな記念の日にかこつけて、

慶應義塾大学に合格した受験生の出身高校ランキングを書いていく。

ちなみに、このランキングの数字はサンデー毎日2024年3月31日号で掲載された人数を参照する。大学発表の人数で、浪人を含むが、推薦合格者は含んでいない。

 

 

まずは、全国のランキング TOP10

 

順位、学校名(所在都道府県)、合格者数(内現役)

1位、★開 成(東京)   184名(118)

2位、日比谷(東京)    156名(119)

3位、★聖光学院(神奈川) 148名(132)

4位、湘 南(神奈川)   140名(100)

5位、★渋谷幕張(千葉)  137名(105)

6位、★浅 野(神奈川)  133名(111)

7位、★頌栄女子学院(東京)122名(114)

8位、★海 城(東京)   119名(105)

9位、横浜翠嵐(神奈川)  114名(96)

10位、★攻玉社(東京)   102名(87)

※「★」は私立高校

 

 

こんな感じだ。

千葉県からは渋谷幕張のみがランクイン。

ちなみに、私立高校はすべて中高一貫校が占めている。

その中で、公立の日比谷、湘南、横浜翠嵐は大健闘と言えるだろう。

3校とも両都県というより、全国の公立を代表するのトップof進学校。公立高校もこうして中高一貫私学に割って入ってくれると、勇気が出る。

ちなみに、現役では聖光学院がトップ。聖光学院は東大合格者も100名と初の3ケタを達成しており、巷では話題になった。

サンデー毎日の記事では、開成は現役合格できないのではなく国立志向が強いためと分析されている。

 

では、千葉県の高校に絞ってランキングを作ってみよう。

1位、渋谷幕張★  137名(105)

2位、市 川★   99名(74)→全国11位

3位、県立千葉   88名(67)→全国14位

4位、県立船橋   51名(40)→全国39位

5位、昭和学院秀英★47名(42)→全国44位

6位、東邦大東邦★ 44名(31)→全国50位

7位、東葛飾    31名(28)→全国70位

8位、千葉東    19名(14)→全国114位

8位、佐 倉    19名(17)

10位、薬園台    12名(7) →全国171位

10位、市立稲毛   12名(7)

10位、専修大松戸★ 12名(10)

13位、小 金    11名(11)→全国183位

13位、市立千葉   11名(8)

13位、日大習志野★ 11名(8)

16位、幕張総合   8名(2)

17位、八千代    5名(4)

17位、国府台女子★ 5名(4)

17位、八千代松陰★ 5名(5)

20位、成 田★   4名(3)

20位、芝浦工大柏★ 4名(4)

 

以上、ここまでがTOP20だ。

 

慶應大学(合格8971人)は、同じく最難関の早稲田大学(合格14845人)と比べて合格人数が少ないから、5


名以上の合格者を出せる学校が少ないよね。

全国で100位以内に入るのが、東葛飾までの7校。

全国で200位以内の10人以上の合格者が出たのは13校。

ここまでに絞ってみると、すべて偏差値65以上の進学校だ。

 

慶應大学を目指したい!」なんて、軽々しく言えない現実がここにあるね。

 

 

さて、せっかくなので合格者3名以下の学校も紹介しておこう。

※現役生の数は不明。

◎3名…市川東(3)、昭和学院★(1)、麗澤★(3)、志學館★(3)、西武台千葉★(1)

◎2名…千葉南(0)、船橋東(2)、国府台(1)、県立柏(2)、長生(2)、安房(1)

    千葉敬愛★(2)、東葉★(1)、二松学舎大柏★(1)、暁星国際★(1)

◎1名…検見川(0)、船橋啓明(0)、成田国際(1)、成東(1)、木更津(1)、津田沼(0)、松戸六実(0)、柏の葉(1)

    千葉英和★(1)、千葉商大付★(1)、敬愛学園★(0)、千葉日大一★(0)、中央学院★(1)

 

 

実際の合格者は、上の人数に推薦で合格した人数がプラスされる。

だから、記載のない学校でも0名とは限らないけど、推薦だけで爆発的に人数が増えるなんてことはほとんどないから、現実的な数字として理解することが出来るだろう。

 

ちなみに、これは昨年(2023年入学者)のデータだが、

慶應義塾大の4月入学者6375名のうち、

一般入試が3,673名(57.6%)

学校推薦型が2,070名(うち付属校1418名)

総合型選抜476名

その他が編入学や帰国生などとなっている。(大学ランキング2025より)

つまり、学校推薦型は付属を除けば652名、総合型選抜で476名だから、全国で約1000名がこのランキングの人数に載っていないと考えられる。(あくまで推薦合格者を昨年ベースで考える)

 

そして、このサンデー毎日の数字は「大学発表」(願書で高校がわかる)の人数で、各高校が発表した数でないことも、公平性が高いと思う。

 

どうぞ、ご参考まで!

【あの有名な会社で働きたい】どんな大学なら人気企業に就職できるのか


朝日新聞出版から出ている、「大学ランキング」。これも僕のバイブル。

これで、人気企業への就職ランキングなるものを見ている。

当然のごとく、上位は難関大が占めているよね。

なんだかんだ言って、「学歴」がモノをいう世界もある。

 

ただ、「大学全入時代」と言われるから、「大学名」だけでは人気企業への就職も難しくなっているのは確かなようだ。

「どこの有名大学」を出て、「何を学んできたか」を採用担当者も重視しているのではなかろうか。

 

そういう意味で考えれば、「早稲田大学です」というだけで通用する時代ではなく、学歴にモノを言わせる時代ではないと言えるのかもしれないね。

 

 

まぁ、いくつか見ていこう。

 

東京海上日動火災保険(2023年卒、文系人気No1)

1位、早稲田大学

2位、慶応義塾大学

3位、同志社大学

3位、関西学院大学

5位、大阪大学(国、旧帝一工)

5位、南山大学

7位、東京大学(国、旧帝一工)

7位、中央大学

7位、立教大学

保険会社はMARCHクラスまで幅広いが、早稲田大64名、慶應大47名と抜きんでている。(同志社関西学院は28名)

 

 

ソニーグループ(2023年卒、理系人気No1、文系人気No2)

1位、東京大学(国、旧帝一工)

2位、東京工業大学(国、旧帝一工)

3位、慶応義塾大学

4位、早稲田大学

5位、東京理科大学

6位、大阪大学(国、旧帝一工)

7位、京都大学(国、旧帝一工)

8位、横浜国立大学(国)

まさに、一流企業のアウトラインと言えるような感じだ。電機系は高い頭脳と技術を求められるからね。

 

 

〇味の素(2023年卒、理系人気No2、文系人気No10)

1位、早稲田大学

2位、慶応義塾大学

3位、東京大学(国、旧帝一工)

4位、東北大学(国、旧帝一工)

5位、九州大学(国、旧帝一工)

6位、東京外国語大学

6位、東京工業大学(国、旧帝一工)

6位、一橋大学(国、旧帝一工)

6位、京都大学(国、旧帝一工)

こちらもさすがの味の素。採用人数が少なく、厳選されているからこうなるよねー。

 

 

ニトリ(2023年卒、文系人気No3、理系人気No14)

1位、関西学院大学

2位、立命館大学

3位、法政大学

4位、中央大学

5位、明治大学

6位、立教大学

6位、早稲田大学

ニトリって、北海道が創業の地なんだけど、関西の大学が多いんだね。ちょっと意外。

 

 

富士通(2023年卒、理系人気No3)

1位、早稲田大学

2位、慶応義塾大学

3位、大阪大学(国、旧帝一工)

4位、東京大学(国、旧帝一工)

4位、東京理科大学

6位、東北大学(国、旧帝一工)

6位、明治大学

8位、横浜国立大学

こちらも電機。メーカー系は理系に強い大学が名を連ねるね。さすがである。

 

 

日本生命保険(2023年卒、文系人気No4)

1位、関西学院大学

2位、早稲田大学

3位、慶応義塾大学

4位、同志社大学

5位、青山学院大学

6位、明治大学

7位、中央大学

7位、立教大学

関西学院同志社は保険会社に強いね。文系の就職先だと、やっぱり私立が強い。

 

 

NTTデータ(2023年卒、理系人気No4)

1位、早稲田大学

2位、慶応義塾大学

3位、大阪大学(国、旧帝一工)

3位、東京理科大学

5位、同志社大学

6位、東京大学(国、旧帝一工)

7位、東京工業大学(国、旧帝一工)

8位、北海道大学(国、旧帝一工)

8位、筑波大(国)、上智大、明治大、立教大

情報系のトップ企業も常連の大学が名を連ねるねー。同率8位が多いこと。採用人数も多いからこうなるのかな。

 

 

伊藤忠商事(2023年卒、文系人気No5)

1位、慶応義塾大学

2位、早稲田大学

3位、東京大学(国、旧帝一工)

4位、一橋大学(国、旧帝一工)

4位、京都大学(国、旧帝一工)

4位、神戸大学(国)

7位、大阪大学(国、旧帝一工)

7位、青山学院大学

日本有数の総合大手商社。やっぱりこうなるよねー。

 

 

トヨタ自動車(2023年卒、理系人気No5、文系人気No11)

1位、名古屋大学(国、旧帝一工)

2位、大阪大学(国、旧帝一工)

3位、立命館大学

4位、名古屋工業大学

5位、京都大学(国、旧帝一工)

5位、東京理科大学

5位、早稲田大学

5位、同志社大学

日本を代表する自動車トップ企業は拠点が愛知の豊田だけに、名古屋大学だね。ちなみに、名古屋工業大学は、就職に強いことでも定評がある。

 

 

というわけで、ここまでが2,023年春卒の人気企業、文系・理系のBEST5だ。

企業風土や地域性はもちろんあるけど、やっぱり旧帝一工&早慶は強いよね。

その中でも、保険会社をはじめとする、文系採用が多い企業ではMARCHクラスも健闘しているよね。

MARCHの中でも、特に明治は強さが出ているかな。

まぁ、昔から明治と中央は就職に強いイメージあるけど。

 

いずれにしても、日本の有名企業でバリバリ活躍しよう!って夢があるなら、若いうちに一生懸命勉強する必要があるってことだ。

 

こういう現実もあるわけで、やっぱり知らずに過ごすより、知識を持つことって強いと思うよ。だから、こうして書いてるんだけど。

 

夢があるのはすばらしいことだ!

それなら夢から逆算して、自分を夢の領域に成長させる努力をしていけばいい。

 

叶うかどうか?

今から間に合うのか?

そんなのは誰にも分らない。

 

ただ、1つ言えることは、結局は”自分次第”だってこと。

 

 

今日はここまで。

次もここに出ていない、有名企業の就職ランキングやろうかなー。

【2024年春の大学合格実績(国公立編3)】筑波大・千葉大、千葉県内の高校から合格状況はいかに!?

というわけで、今年の春、千葉県内の高校から著名大学にどれだけ合格実績があるのか、見ていきたいと思う。

今回は「国公立大学」にスポットを当ててみるが、国公立と言っても大学も多くなりすぎるので、「旧帝大+東工・一橋」と千葉県からも志願者が多い「筑波・千葉」に絞ってみる。

今日は、昨日書ききれなかった第3弾「筑波大・千葉大」ランキングをお届け!

 

表の見方:卒業生数は現役生のみで、合格者数には浪人も含む。

 

3.筑波大と千葉大の合格状況

「地元の国立大学に進学したい!」という声は、地方に行けば行くほど根強いものだが、首都圏にある千葉県も、やはり千葉大学は人気がある。

千葉大学は、旧制官立千葉医科大学が前進。1872年開学と歴史も深い。のちに、千葉師範学校などを吸収して千葉大学を設立しているため、教育学部を志す高校生にも人気が高い。

 

また、柏市も含む常磐線沿線エリアは、隣県の筑波大学を希望する生徒も非常に多い。TX線(つくばエクスプレス)が開通して、通いやすくなって、柏からだと千葉大よりも近い国立大である。さすが「ちばらき県」と言われるだけはあるのかもしれない。

筑波大学は、東京師範学校東京教育大学)を前身としていて、こちらも1872年開学。文部科学省が実施しているスーパーグローバル大学事業のトップ型指定校ならびに指定国立大学法人に指定されている。

広大な筑波キャンパス(日本で2番目に広い単一キャンパス)の他、周辺は研究学園都市として開発されていて、多くの研究所が集まる。

さらに、研究論文数や国からの科学研究費補助金の総額も、旧帝7大学についで8番目となっていて、研究環境がすばらしい。そういった面でも多くの受験生に支持されている。

 

長くなってしまったが、本題に。

そんな筑波大学千葉大学を合わせた合格者数ランキングは以下の通りだ。

こちらも県立船橋がトップとなった。なんかすごいな。

県立千葉や渋谷幕張旧帝大早慶を目指す受験生が多いためか、数字は伸びてこない。ただ、県立千葉としては、旧帝大も筑波千葉も県立船橋の後塵を拝すこととなったわけで、在校生も卒業生も、心中穏やかではないのではなかろうか。

来春の巻き返しに期待するとでもしておこうかな。

 

また、8位以下になってくると、偏差値65前後の高校が目立つようになる。

公立では、佐倉、木更津、小金、薬園台、長生、県柏

私立では、専修大松戸、芝浦工大

このあたりが、偏差値65前後の上位校で20名以上の合格がある。

 

高校入学者のみの公立、頑張っていると思わない?

こういう現実を見ると、開成だとか渋谷幕張だとか、超トップレベルを除いて、中高一貫にこだわる必要ある?って思っちゃうよね。

浪人すれば...って思うかもしれないけど、浪人生を含めてこの数字だから。

毎年、こういう現実を見ているから、小学生の尻を叩いて、無理に中学受験をさせてもねー...って思うんだよなー。

って、今回はそういう話じゃないからまぁいいや。

 

公立で欲を言うなら......

薬園台が物足りないかな。

入学時は小金より偏差値が上だが、大学の合格実績では完全に逆転されている。もちろん、小金が健闘している(と言うよりも、復活している)のは間違いない。また、県立柏も2番手校としてはちょっと物足りない印象。

薬園台も県柏も、数年前に続いた志願倍率の低下が影響していると言わざるを得ないだろう。県柏にいたっては、昨年も今春も志願倍率が低水準。もしかすると、合格実績にも陰りが出てくるのかもしれないな。

 

私立では、400名以上の卒業生がいる専修大松戸は、もう少し多くてもいいのかな...というところか。E類型(66)とA類型(65)、その他中高一貫のX類型もある。E類(国立型)、A類(私立型)というカリキュラムも影響しているかもしれない。

対する芝浦工大柏は、筑波大だとじGL(ジェネラルラーニング)の生徒がメイン。入学時の成績は専松A類とほぼ同じなので、国公立なら芝柏に分があるかも。

 

また、表からわかる通り、3番手(偏差値60前後)の高校になると、筑波・千葉の合格は限りなく難しくなると言わざるを得ない。

やはり、将来の大学受験を見通した高校選択が求められると言っても良いし、将来の進路希望から逆算して、中学校におけるポジションの目標を立てていくことも大切だ。

 

ちなみに、筑波大と千葉大、それぞれの合格ランキングTOP10は以下の通り。

見てわかる通り、千葉大学の方が地元色が強い。しかも、千葉市船橋市の周辺、つまり、県の中央部(総武線沿線)が中心になっている。

筑波大学は茨城の学校が上位ではあるけれども、千葉県が2校、埼玉からも2校含まれている。東葛飾は例年、筑波大の合格数が千葉大よりも多い傾向。

ちなみに小金の15人は12位となっている。さすが「ちばらき県」!

 

 

 

最後にまとめておこう。

 

筑波大や千葉大は、難易度的に私大のMARCHには勝るが、早慶には及ばない。

そのラインで考えた時に、小金など偏差値65付近の高校に入学して、上位1割程度がこのレベルに合格していると数値からは考えられる!

ということは、小金から千葉大を志すなら、学年30位以内として、クラスで3本の指に入る気持ちで勉強することが求められてくる。

甘くないよね。

 

さらに、偏差値60付近の高校なら、当然それよりも割合が低くなる。クラスでトップをとるくらいのレベルで考えておく必要があるってことだ!

柏南に入学できたと喜んでいるそこの君!

国公立大学を目指す!」と言うのは簡単だけど、目の前に広がっているのは荒野だ。

学年で1ケタの順位ということは、自分が先頭に立って、道を切り拓くということだ。

 

 

 

高い志をもつみんなのために、「旧帝一工+筑波千葉」の人数ランキング30を載せておこう!

卒業生数に対する割合も載せておくけど、人数には浪人生も含むから、あくまでも目安として考えてほしい。

表の「旧帝一工」に東大と京大も含むから、合計は「旧帝一工+筑波千葉」で求めている。

この現実を見てなにを感じるか。

 

みんなの行動に反映されることを期待している!

【2024年春の大学合格実績(国公立編2)】旧帝一工、千葉県内の高校から合格状況はいかに!?

昨日はAERA、今日はサンデー毎日と、僕のバイブルの発売日だった。

別に表紙のイケメンたちに興味がある訳じゃないんだ。

 

僕の興味はただ一つ。

高校の大学合格実績。

 

毎年、わっ!っというほど変化するものではないけれど、

最新の情報を子どもたちに見せて、現実を知ってもらうのにはベストな1冊。

 

というわけで、今年の春、千葉県内の高校から著名大学にどれだけ合格実績があるのか、見ていきたいと思う。

今回は「国公立大学」にスポットを当ててみるが、国公立と言っても大学も多くなりすぎるので、「旧帝大+東工・一橋」と千葉県からも志願者が多い「筑波・千葉」に絞ってみる。

 

表の見方:卒業生数は現役生のみで、合格者数には浪人も含む。

 

2.旧帝一工の合格状況

念のため、旧帝一工とは、東京大・京都大に北海道大・東北大・名古屋大・大阪大・九州大を含めた旧帝国大学と、「一」は一橋大、「工」は東京工業大である。

この合計合格数を算出し、県内の高校から上位30校をランキングにしてみた。

それが、こちら↓↓

作ってみたら、旧帝一工に合格者が出た高校が33校だった。千葉県の高校は182校だから、2割弱だ。大学のレベルを考えたら妥当と言えるのかもしれない。

「旧帝一工」に幅を拡げると、県立船橋渋谷幕張に迫っている。渋幕は東大希望者が多いから仕方がないかもしれないが、浪人お含むと言っても、100名以上を「旧帝一工」に送り出すってすごいことだ。

何度でも書くが、“付属の中学は無い”のである。

 

先日、市川高校に伺った際に、

船橋は高校3年間であれだけやれる、市川学園としても高校入学者への指導では学ぶべきところが多いと感じる」

とおっしゃっていた。

私学の先生を唸らせるほど、県立船橋が伸びている。これは間違いないだろう。

 

しかしながら、トップ10のうち7校は中高一貫校であることも忘れてはならないと感じる。

特に私学では、中学3年生の段階で高校生の領域へ進む先行型のカリキュラムを組んでいる。「5教科7科目」が基本になる国公立大学の入試は、私学の中高一貫校が有利に働くというのも紛れない事実であることは隠しようがない。

 

ただ、県立船橋の生徒が高校3年間で仕上げてくることを考えれば、何かしらのやりようはあると言える、と言いたいってわけだ。

 

 

だけどね、これだけは言っておきたい。

県立船橋に合格したら、「旧帝一工」に合格できるという訳ではない。

よくよく考えてほしい。

 

 

県立船橋の合格実績は確かに素晴らしい。

 

しかし、浪人を含む合格者で101名だ。

 

卒業生に対する割合は28.6%。

 

現役生だけだと、もっと少ない。

きっと、75%弱にはなるだろう。

 

ということは......

 

 

 

その他の75%は、その他の大学に進学していることになる。

 

私大の早慶なら、旧帝一工レベル。

早慶を含めて50%に届くか?

 

県立船橋から、早慶への現役進学者は40名ほどで、10%ちょっと。

と考えると、「旧帝一工+早慶」で40%弱というところだろう。

 

とすると、残りの60%はそこには届いていないというわけだ。

もちろん、これは他の高校にも言えることで、トップ校の県立船橋ですら、50%に届かない、これが現実なのだ。

 

 

「高校に合格すること」が勉強の目的、最終目標になってしまっては、その先がつづかないであろうことは明白じゃないかな。

 

各中学校の成績トップが集まる県立船橋の中で、上位30%とかに入ることの難しさ。

高校では勉強する強化も増えるし、感覚的には中学の5倍以上の負担がある。

 

そう考えると、想像するのもおそろしい世界だって思うのでは?

そういう世界で強く生き残るための武器は「自学力」これしかないように思っている。

 

 

 

 

ん? 

 

はて?

 

 

筑波と千葉の話はどこへやら…。

ってことで、筑波と千葉のランキングはまた次回に!

【2024年春の大学合格実績(国公立編1)】夢の東大・京大へ!千葉県内の高校から合格状況はいかに!?

昨日はAERA、今日はサンデー毎日と、僕のバイブルの発売日だった。

別に表紙のイケメンたちに興味がある訳じゃないんだ。

 

僕の興味はただ一つ。

高校の大学合格実績。

 

毎年、わっ!っというほど変化するものではないけれど、

最新の情報を子どもたちに見せて、現実を知ってもらうのにはベストな1冊。

 

というわけで、今年の春、千葉県内の高校から著名大学にどれだけ合格実績があるのか、見ていきたいと思う。

今回は「国公立大学」にスポットを当ててみるが、国公立と言っても大学も多くなりすぎるので、「旧帝大+東工・一橋」と千葉県からも志願者が多い「筑波・千葉」に絞ってみる。

 

表の見方:卒業生数は現役生のみで、合格者数には浪人も含む。

 

1、「東大+京大」ランキング

今春、東京大と京都大に合格者を出した高校は18校。

県内の高校から、東京大学へは171名、京都大学へは48名、合計219名が合格した。

東京大学の合格者は全国で3,084名なので、県内高校の占有率は5.5%となった。

ちなみに、2021年の統計資料では、千葉県の人口は628万人、全国で1億2550万人で、人口占有率は5.0%だ。東京大学は東京都にある大学で、首都圏の受験生が圧倒的に多いことを考えると、すごく多くて立派!という数字ではないだろう。

 

ちなみに、東京大の専修大松戸、京都大の東邦大東邦および幕張総合は浪人生のみであった。浪人生でも、幕張総合から京都大に合格したのはすばらしいことだ。

 

上位8校を現役生のみに絞るとこんな感じになった。

渋谷幕張のトップは揺るがないとしても、今年は2位以下に大きな変動があった。

昨年は以下の通り。

渋谷幕張がと県立千葉が減少し、市川と県立船橋が躍進している。

この2校が県立千葉をおさえたのは初めてのことではなかろうか。

 

進学校の大学の合格実績は翌年の入試に大きく影響するので、県立船橋や市川は人気が出るかもしれない。

まぁ、県立船橋は毎年、異常ともいえる高倍率を維持しているから、学力そのものも伸びているのではないだろうか。

 

しかも、県立船橋は表の中で唯一、全員が高校入学者である。

基本的には公立中学からの進学者と考えて良いから、大健闘と言えるし、公立中学からでも努力をすれば東京大学だって夢ではないと考えることができる。

公立中学に通う子どもたちや家庭にとって、十分に勇気をもらえる結果だ。

 

ちなみに、僕の知っている情報では、市川や芝浦工大柏は高校入学者も東大に合格している。人数については高校からも公表されていないので、ここでは控えておくけどね。

 

公立でも私立でも、高校3年間の努力と環境次第で、東大に合格することもできるんだ!

ということをとにかく知ってもらえればと思う。

 

ふむ、ちょっと長くなったので、「旧帝一工」と「筑波千葉」のランキングについては、別記事にまとめることにした!

【高校受験入門セミナー】セミナーの動画を公開しました

3月10日(日)に開催しました、「高校受験入門セミナー」のセミナー動画を公開!

 

千葉県の公立高校入試の入試制度や私立高校選びや入試制度について、解説していますので、当日ご参加いただいた方も、ご参加いただけなかった方も、ぜひご利用ください。

 

当日は、僕が「私立高校入試入門セミナー」を担当したんだけど、
話したいことが多すぎて、時間オーバーしちゃいましたね。

 

シミュレーションしたのに、当日になると
「これも言いたい」
「あれも言いたい」
ってなって、もう駄目ですな。

 

塾生限定にしとかなきゃいけないような、スレスレ・キワキワのところまで、話しちゃったかもしれない。

サービス精神旺盛?ってことでご勘弁いただければ。

 

1、千葉県公立高校入試入門セミナー

講演者:株式会社総進図書 代表取締役 越智  好彦  氏


www.youtube.com

 

総進図書さんは、千葉県内の中学校で実施されている「校内実力テスト」の作成および運営を担っているほか、会場もぎテスト「総進Sもぎ」を千葉県内で実施している。

「Sもぎ」は、校内実力テストから得られる千葉県内公立中学校の学習状況を基にした、「正確な偏差値」と「志望校判定」が特徴。会場もぎは他にもあるけど、公立の判定では最も信用できるんじゃないかなー。

今年も6月から実施の予定。「Sもぎ」について詳しい情報は以下より。

www.soshintosho.com

 

 

 

2、私立高校入試入門セミナー

講演者:常磐線沿線私立高校連絡協議会、および柏市の進学塾プラス進研

    代表 水野  大樹


www.youtube.com

 

常磐線沿線私立高校連絡協議会は、柏市の進学塾「プラス進研」代表・水野大樹が、常磐線沿線の私立高校のご協力のもと、塾生のみならず、地域の中学生とそのご家庭に、受験情報をお届けするイベントを実施。

受験生のみなさんが「運命の1校」に出会うための一助となれるよう、また私学を知っていただく機会となるよう、受験生、先生方、双方に満足いただけるような企画・運営を心がけている。

次回のイベントは、6月22日(土)に開催予定「私立高校一斉説明会」。

千葉県東葛飾地域にお住いの方、ぜひぜひご参加を。

 

plus-shinken.com