日本の電機メーカーは、高い技術を誇り、常に世界をリードしてきた。
とくに、その高い技術力は、21世紀に入ってからも、スーパーコンピュータ(スパコン)の世界ランキングで首位を獲得してきた。しかし、かの有名な「2位じゃダメなんですか」発言により、一時後塵を拝したが、理化学研究所と富士通が共同開発した富岳は世界一を奪還した。(昨年は4位に後退したが)
また、電子工業でもカメラをはじめとする光学機器は世界一を誇っている。カメラ部門では、世界シェア上位を日本企業が独占。(キヤノン、ソニー、ニコン、富士フイルム、パナソニック)上位3社で、世界シェアの約8割を占めている。
このように、日本の電機・電子メーカーは、世界を牽引する高い技術力を誇っている。それだけに日本の叡智が結集していることだろう。
それでは、大手3社から就職状況を見ていこう。
1、ソニーグループ
本社は東京都港区、日本の電機メーカー売上高No1
創業時は東京通信工業株式会社で、真空管電圧計の製造・販売を行っていた。
後に、社名をソニー(SONY)に変更。ソニーと言うのは、音を意味する英語の「Sonic」、およびラテン語の「Sonus」と男の子(坊や)を意味する英語の「Sonny」に由来しているそうだ。
2021年に、企業組織変更に伴って、「ソニー株式会社」から「ソニーグループ株式会社」へ商号変更を行った。
テレビ・デジタルカメラ・スマホ開発事業、ネットワークサービス事業、映像制作ソリューション事業、ライフサイエンス事業を展開するエンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)事業を担う。
テープレコーダー、トランジスタラジオ、カラーブラウン管テレビなど、日本で初めて商品化に成功したものも数多い。
中学生にとって身近なものは、何と言ってもプレイステーションだろう。今は5まで出ているのかな。あとはスマートフォン「Xperia」かな。

2023年の11位~20位
12人:電気通信大
11人:上智大
10人:千葉大、九州大
9人:横浜国立大
8人:九州工業大、立命館大
TOP10は旧帝+東京工業+早慶といったところ。2023年は東京大と東京工業大で100人超。まさに、日本の叡智が総結集しているといって過言ではないだろう。
ちなみに、歴代社長も東京大が最も多く、早稲田大や大阪大、東北大など、旧帝早慶レベル出身者で占めている。
2、日立製作所
本社は東京都千代田区、日本の電機メーカー売上高No2
言わずと知れる日本最大の総合電機メーカーである。日立グループの子会社として、573社を傘下に収めている。
日本の全業種中でもトヨタ自動車に次ぐ規模の従業員数(約32万人)を誇る巨大企業である。全世界に製造・販売拠点を広げる多国籍企業でもあり、売上の60%ほどは日本国外からもたらされるそうだ。
前身は、現在の茨城県日立市にあった日立鉱山。久原財閥に属し、鉱山で使用する機械の修理製造部門が、1910年に国産初の5馬力誘導電動機(モーター)を完成させて、日立製作所が設立された。1920年に日立製作所として完全独立を果たした。
そんなこともあり、茨城県日立市はまさに日立の町。いわゆる企業城下町である。
「電機メーカー」と言うと、家電品を生産するイメージが強いかもしれないが、日立は家電は縮小傾向だ。しかし、僕たちの生活を支える様々な製品を扱っている。
たとえば、鉄道車両やエレベーター、発電設備や原子炉、IT関連など、多岐に渡る。
また、柏市とも非常に縁がある企業で、柏レイソルは日立製作所サッカー部が前身だ。現在も大株主だ。スタジアムの正式名称は「日立総合グラウンド」だし、スタジアムの住所は「柏市日立台」だ。さらに、選手のユニホームには「HITACHI」って入っているね!
その他、国道16号沿い十余二周辺には、日立の工場もある。柏市も日立に大変お世話になっているね!

2023年の11位~20位
17人:同志社大
13人:北海道大、神戸大
12人:京都大、立教大
11人:横浜国立大、九州工業大、法政大、立命館大
こちらもソニーグループとほぼ変わらない。
TOP10には旧帝大がズラリ。特に2020年は圧巻だ。旧帝と東工、早慶すべてランクイン。食い込んだ上智。社会インフラ事業など、国民生活を支える基盤を担っているからね。日本の叡智を結集するのは頷ける。
ちなみに、歴代社長は12名中8名が東京大卒である。
また、自動車メーカーにもあったが、日立は茨城県日立市に「日立工業専修学校」という専門学校を設置している。高校課程3年間と専門課程1年間、4年制の高等専門学校だ。全寮制で、卒業後は全員が日立製作所をはじめとする日立グループに就職するとのことだ。
3、パナソニック
創業者は松下幸之助氏。名前を聞いたことある人もいるかな。創業時は電球用ソケットを製造販売していた。1918年に大阪市に「松下電気器具製作所」を創立し、1935年に「松下電器産業」となる。
ブランドイメージとして商標「ナショナル(National)」を使用していた。その後、世界進出をきっかけに海外向け製品は「パナソニック(Panasonic)」をブランドとして使用した。
その後、国内では洗濯機や冷蔵庫など白物家電を「ナショナル(National)」、テレビやビデオデッキ、CDラジカセなどAV家電を「パナソニック(Panasonic)」として使い分けた。
「Panasonic」ブランドが浸透している状況を受け、2008年に「松下電器産業株式会社」から「パナソニック株式会社」へ社名変更を行い、2009年には「National」ブランドが終了した。
Panasonicの由来は、「全ての」という意のギリシア語「PAN」と「音」を意味する英語「SONIC」からなるそうだ。
デジタル・AV家電、パソコン、生活家電など、個人・家庭向けの製品を幅広く展開している。

2023年の11位~20位
8人:東京大
7人:北海道大、電気通信大
ソニーや日立と比べると、若干だが幅があるようだ。MARCHや関関同立もTOP10に食い込んでいる。この辺は扱う製品のジャンル(個人や家庭向けが多い)の違いにもよるかもしれない。
また、大阪創業の企業らしく、関西圏の大学が非常に多い。自動車メーカーをまとめた時も感じたことだけど、関関同立の中でも、立命館大が健闘しているように思う。入学時の偏差値と就職を考えると、僅かな差だがお買い得感があるように感じる。
さて、3大電機メーカーを見てきたが、他の国内主要メーカーも見てみよう。

以上のような結果になった。
電機メーカーは大手3社に限らず旧帝・早慶レベルが非常に多く、MARCH・関関同立以上の大学からの採用が上位を占めている。あと、関西が拠点のメーカーでは立命館大がかなり上位にきている。偏差値では同志社が上なのだが、主要電機メーカーの就職では立命館が勝っているようだ。
その中で、国立では九州工業大が上位に顔を出している。入口の偏差値と就職のバランスを考えると、かなりお買い得にみえる。
あとは4工大も侮れなくて、芝浦工業、東京電機あたりは、TOP20まで広げるとランクインしてくることが多い。理系の就職なら、四工大はMARCHに迫る勢いだ。
日東駒専・産近甲龍になるとやはり厳しいか。NECと三菱電機で日本大学がランクインしたが、それ以外は見当たらない。TOP20まで広げても、東芝に日本大と駒沢大が入っただけだった。偏差値に大差ないが理系の就職では、四工大>日東駒専は圧倒的である。
以上、かなり長くなったがここまで読んでくれてありがとう!参考になればうれしい
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