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【授業料無償化なのになぜ減った?】私立志願者は昨年比減少も合格しやすいかは別問題の理由

私立高校の志願状況(概況)は以下の通りで、
昨年よりも志願者数も志願倍率も下がっている。

 

〇募集人員12,380人(令和7年度12,492人より112人減)

志願者数48,633人(令和7年度49,547人より914人減)

〇志願倍率3.93倍(令和7年度3.97倍と0.04ポイント減)

 

授業料無償化が話題になって、私立に風が吹いているのに、
どうして志願者数は増えないの!?

やっぱり公立高校が人気なの!?

って疑問に思っている方も多いんじゃないかな。

 

志願者数が減っていることについて、
考えられる要因をいくつか挙げてみる。

 

 

【要因1】そもそもにおいて少子化が進んでいる

今年、千葉県内の公立中学校に在籍している生徒は600名近く少ない。

 

減少しているのは隣接都県も同じだから、
志願者数が減るのは必然と言ってもよいだろう。

 

在籍者600名の減少に対して、志願者914名減をどう考えるか。
1名あたり1.5校の減少か...。
これだけで、私立不人気と断定するのは早計ではないだろうか。

 

 

【要因2】私立第1志望の受験生が増加している

私立第1志望の受験生が増加すれば、志願者が増える
これが一般的な考え方と言えるけれども、実はそうではない。

 

私立第1志望の受験生の多くは、「推薦入試」を受験する。
となると、「すべり止めの併願校」を受験しなくなるよね。

 

私立高校の受験者数は、「併願者」に支えられている側面が強いから、
単願者が増加すれば、私学を複数校受験する子が減ってしまい、
全体の志願者も伸び悩むというからくりだ。

 

私立高校で、「(合格前提の)推薦をやめてほしい」という先生もいるんだけど、
その裏側には、チャレンジする受験者が減ってしまうという懸念がある。
学校経営を考えたときに、受験料は大きな収入源だからね。

 

 

【要因3】他都県の私立を希望する子が増えている

これも大きな要因の1つだと思っていて、
毎年のように他県私立を希望する生徒の割合が高くなっているんだ。

 

私学協議会で実施したアンケートでも、
私立単願のトップは東洋大牛久だったし、
併願私立も東洋大牛久土浦日大駒込...と、県外私立が並んだ。

ここについては、県内の私立高校に
もっともっと魅力を発信してもらうしかないかな...。

 

 

【志願者は減っても...】合格しやすいかは別問題➀

これは「一般入試」を受験する場合に限った話。

 

今年は明らかに「私立人気」に火がついている。

だから、多くの私立高校で「第1志望者」が増えているだろう。

 

一部の私立高校を除いて、
第1志望の子は「単願推薦」を受験するから、
この子たちは「合格」して「入学」が基本線になる。

 

この単願者数の割合が「募集定員に対してどれだけか」によって、
一般入試で合格を出せる人数が変化する。

 

どこかは言えないけど、
単願者で「定員の8割」を超ていたり、
はたまた「定員に達している」学校もある。

 

こういう場合、入学定員を守ろうとすればするほど
一般入試で合格者を絞るから非常に狭き門になるしくみだ。

(昨年、『合格者0名』なんて衝撃的な一般入試もあった)

 

 

【志願者は減っても...】合格しやすいかは別問題➁

また、市川や専松、日習、芝柏のように、
「第1志望」の受験区分はあっても「推薦」ではない場合、
単願で出願したからと言って、決して楽な入試にはならず、
全受験者の中で上位に入ることが合格の条件になる。

 

これは各高校で、
合格者に対する、併願者含む入学者の割合(=歩留まり率)を予測して、
合否ラインを決めているから、単願ならフリーパス状態とはならないためだ。

 

要するに、学校側で歩留まり率50%と読めば、
定員が300名なら合格者は600名と決まる。

 

各学校、定員が変わらない限り、
合格を出せる人数は、どの年も大きく変化しないから、
一般的に学力が及ばない傾向にある単願者にとっては
厳しい入試になる可能性が高くなってしまう。

 

どのくらいの人数が合格できるのかについては、
各校の過去の入試結果が参考になるだろう。

 

 

今年は私立に追い風が吹く入試で、
各校、歩留まり率の読みが難しいと聞く。

 

受験生のみんなには、実力を最大限発揮してもらいたい!

 

 

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