最近、まったく更新できておりませんでした...。
子どもたちに続けることの大切さを訴えながら、
その難しさを改めて実感し、反省している私です。
さて、来春の公立高校入試における、各校の学校設定検査の内容が公表されました。
といっても、13日に公表されているので、新鮮な話題ではなくなってしまいましたが...。
柏市の塾なので、まずは柏市が含まれる第3学区の各校の検査内容を見ていきます。
今春の入試と変更するのは、県立柏(普通・理数)と柏陵(普通)の2校3学科です。
県立柏は、面接を行っておりましたが「作文」へ変更、
柏陵は、面接と自己表現を行っておりましたが、「自己表現」のみに変更です。
県立柏が作文へ変更したことで、柏市内の進学校(偏差値60以上)では、
すべて「作文」が実施されることになります。
なお、県立柏高校の作文の詳細はまだ発表されておりませんが、
近隣で作文を実施している学校を参考にすると、
・東葛飾高校…500字以上600字以内(50分)、満点60点
・小 金高校…500字以上700字以内(50分)、満点10点
・柏 南高校…500字以上600字以内(50分)、満点20点
と、配点には若干の差があるものの、文字数や時間には差がありませんので、
同じようなものになるのかな…と、予想しています。(あくまで予想)
基本的に、作文を実施する高校は進学校です。
調査書の加点等も大きくありません。
ですので、県教委が作成する公立入試共通の
学力検査得点が重視されることに変化はないものと思います。
また、よく「作文の練習した方がいいですか?」
という質問を受けるのですが、
無理に時間を割いて、学力検査の対策を削るというのは疑問です。
(もちろん、時間に余裕があり、できるに越したことはない)
例えば、小金高校は作文の配点10点(今春)です。
これは数学の試験で2問多く正解する、
または、英語や理科、社会で3~4問多く正解することと同じなのです。
どちらが、より効果的かを考えれば、一目瞭然ではないかと思います。
ただし、国語の試験問題には200字の作文が含まれますので、
短時間(10分以内)で200字程度の作文を書ける練習は必須です。
作文の練習を全くしなくてもよいということではないので、注意してください。
最後に、気になる話題としては、柏市からは受験できませんが、
県立千葉高校の学校設定検査です。
今春までは作文でしたが、来春は「その他の検査」となっており、
その内容は、「思考力を問う問題」ということです。
これは興味ありますね。
私が各方面からいただいた情報をまとめますと、
1、「思考力を問う問題」は県教委が作成する
2、令和3年入試(今春)から導入予定だった(コロナで見送られた)
3、「60分・100点満点」が想定されていた
4、試験の内容は「国語」「数学」「英語」の3教科
5、実施については、県教委が県立千葉へ提案?依頼?した
6、事前に、サンプル問題を公表する
ということがわかりました。
県立千葉は、言わずもがな県内のトップ校で、内申点も一切考慮しない、
実力一本勝負の学校です。
ボーダーライン付近の合否判定では、この検査の結果が影響することが
考えられるのかな...と予測しています。
さらには、令和5年入試(現中学2年生)以降の入試では、
県立船橋や東葛飾などのトップ校を中心に、「思考力を問う問題」を
実施する高校が増えていく(あるいは増やしたい)のではないか...(あくまで推測)
そんなことも考えられない訳ではありません。
いずれにしても、どのような検査になるのか、注目していきたいと思います。
以下に、第3学区各校の学校設定検査を一覧表示します。
こういう情報が出てくると、受験への緊張感も出てきますね。
受験生のみなさん!勝負の夏です!がんばりましょうね!