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【公立高校入試予測倍率③】第3学区、柏、鎌ヶ谷、流山、野田、我孫子市編 ~気になる学校の倍率はどうなる?~

千葉県公立高校入試について、中学3年生の進路希望調査の結果から、主な高校の志願者倍率を予測していきます。

まずは、第3学区の柏、鎌ヶ谷、流山、野田、我孫子市にある主な公立高校編です。

予測については、過去年度(6年分)の進路希望調査と実際の出願者数で、志望者数に対する出願率を算出し、その平均値を今回の志望者数に乗じて得た人数を予測志願者数として倍率を計算しています。

学校名横の(  )はSもぎとVもぎの偏差値。

 

 

 

東葛飾高校(S69 , V66)

 志望者数542名、倍率2.26

 常磐線沿線の一番人気校でありトップ校。

 今年も志望者倍率は学区No.1。

 5年前に付属中学からの進学者80名分の定員が減少。

 一時、敬遠されたが少しずつ盛り返し、5年連続で志望倍率2倍超。

 今年も200名以上が不合格となる厳しい入試となるのはほぼ確実だ。

 6年間の出願率平均は89.5%

 予測志願者数485名、倍率2.02倍

 ただ、ここ3年間は出願率90%に届かず、87%,85%,82%となっている。

 昨年は志望者数が定員縮小後最大であった点を考慮し、80名程度減少し、

 460名、1.92倍前後も十分に考えられる。

 

 

 

県立柏高校(S63 , V59)

 志望者数347名、倍率1.24

 4年連続の微減。毎年の減少幅は大きくないが、4年間で-51名。

 もちろん、過去6年間でも最も低調な数字となった。

 また、理数科についても以前に比べて低調が続く。

 市川の国府台高校と同じで、通学の不便さが影響するのだろうか。

 学区の端にある学校ゆえの悩みなのかもしれない。

 とはいっても、進学指導重点校として、進学実績も高い。

 少しでもそれらしい人気へ回復してもらいたいのだが...。

 6年間の平均出願率は96.9%

 予測志願者数336名、倍率1.20倍

 ただし、最近2年間は低調ゆえに110%、103%と流入超過。

 今年も続く東葛飾、小金の人気にも後押しされて流入超過と考えられる。

 40名(1クラス分程度)の流入で、347名、1.38倍くらいは可能性がある。

 

 

 

鎌ヶ谷高校(S61 ,V58)

 志望者数457名、倍率1.43

 R3年からR5年の3年間は、それまでの高倍率の影響か敬遠傾向となった。

 今年は、R2年までは戻らないが、やや盛り返した印象。

 同じ3学区の柏南と比べれば、不合格者は100名程度で、やや緩やかな入試となりそうだ。

 6年間の平均出願率95.8%

 予測志願者数は438名、1.37倍

 

 

 

〇柏南高校(S61 ,V57)

 志望者数587名、倍率1.63

 R2~R4の3年間、志望者が600名超とバブルであった反動で、昨年はやや緩やかになった。

 人気校であるのは言わずもがな。今年も600名に迫るところで収まったと言ってよいだろう。

 柏南にこだわりが強い受験生も多いのか、出願率90%台前半で安定感がある。

 敬遠気味とはいえ、150名超の不合格者が出る厳しめの入試となるだろう。

 6年間の平均出願率91.7%

 予測志願者数は538名、倍率1.50倍

 

 

 

〇柏中央高校(S57 ,V53)

 志望者数435名、倍率1.36

 昨年のこの調査では、まさかの定員割れ。

 隣の柏の葉高校の人気が高まる中、対照的な格好になってしまっている。

 さすがに今年は盛り返し、過去6年間で最高の志望者数。前年比147名増。

 このレベルの高校には珍しく、過去6年すべて流入超過の学校。

 今年はどうなるか、少し予想が難しいが流入超過だろうか...。

 6年間の平均出願率109.1%

 予測志願者数は475名、倍率1.48倍

 平均出願率は昨年の129%が響いているので、それを考慮すると103%程度となり、448名、1.40倍となる。

 

 

  

柏の葉高校(S51 ,V45)

 志望者数466名、倍率1.94

 TX線沿線人口の拡大や立地条件の良さもあり、人気が続く。

 昨年は、志望者数652名、出願者数486名と過去最高を記録。

 その中で今年の定員削減は、中学生にっては痛いだろう。

 校舎のキャパシティの問題があり、3年に1度は240名定員となるようだ。

 今年はその影響でさすがに敬遠されたが志望者倍率は依然高い。

 いずれにしても、不合格者は150名に迫る厳しい入試となるだろう。

 6年間の平均出願率83.7%

 予測志願者数は390名、倍率1.63倍

 ただし、最近2年間は出願率が80%に届いておらず、79%,75%である。

 これを考慮し、80%の出願率であれば、372名、1.55倍となる。

 

 

 

流山おおたかの森高校(S51 ,V46)

 志望者数は409名、倍率1.28

 こちらも柏の葉高校同様、TX沿線開発による人口増加で人気が続いている。

 ただ、今年は昨年の反動で敬遠傾向が強まり82名の減少。

 流入と流出が同程度あり、出願率は例年100%前後を推移する。

 今年はやや緩やかな入試となるかもしれない。柏の葉との関連がどうか。

 6年間の平均出願率99.4%

 予測志願者数は407名、1.27倍

 

 

 

我孫子高校(S51 ,V47)

 志望者数は339名、倍率1.06

 過去6年間はこの調査で1度も1倍を超えていなかった。

 本当に久しぶりの1倍回帰となった。

 特に昨年の調査で0.77倍と最低を更新し、入試もフリーパス状態となったことは記憶に新しく影響があるかもしれない。

 学区の端で地理的条件が悪い中、受験生の確保が難しくなっているようだ。

 低調な入試が続いていたので、そこまで厳しい入試とはならなそう。

 6年間の平均出願率112.5%

 予測志願者数は381名、1.19倍

 ここまで伸びるだろうか…。360名、1.13倍程度が妥当かもしれない。

 

柏陵高校(S47 ,V42)

 志望者数は368名、倍率1.15

 R3年のみ、志望者が少し多かったが、大きな変化がない学校。

 最近4年間は増加と減少を繰り返していて隔年現象。

 今年も、例年と変わらず比較的緩やかな入試となるだろう。

 6年間の平均出願率96.6%

 予測志願者数は355名、倍率1.11倍

 

 

 

以上、第3学区の高校の予測でした。

 

 

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