千葉県公立高校第3学区で東葛飾高校に次ぐ2番手校である県立柏高校。
県立柏高校は毎年進学状況を細かくHPで公表してくれている!
今年の進学状況もすでに出ていた(時期的に当然だけど)ので、まとめてみたから参考になればと思う。
旧帝一工に関して、表には出さなかったけど、3年連続で東大と東工大が出ている!
毎年出るようになると、後輩も続け!と言う感じで、盛り上がってくるという話はよく聞く。「夢のまた夢」にしない生徒がいるということだ。
とは言っても、旧帝一工で1~2%ほど。定期試験と言うよりも模試でクラス1位、学年TOP5は条件になりそうだ。
最近5年間の旧帝大の状況を以下に列挙しておこう。
R2…名古屋、東京工業2
R3…東北、一橋
R4…東京、北海道、東北、東京工業
R5…東京、東北2、大阪、東京工業2
R6…東京、九州、東京工業、一橋2
次に、私大の早慶に関しては、安定して15名前後が続いている。
まぁ、2番手校だから、このくらいが妥当かもしれない。前回の小金高校とも大きく変わらないように感じる。
つまり、「旧帝一工」と「早慶」に進学できる生徒は、学年の5%前後と言う状況だ。
さらに、国公立大学全体を見ていくと、ここ3年間の進学状況が開花しているよね。
最近3年間だけで考えれば、国公立大学の進学率は18.4%だ。今年の62名中58名が一般選抜で合格を勝ち取っているということは、しっかりと学力を伸ばして挑んでいるということになるだろう。
早慶と全国国公立大で考えると、学年の20%強だね。学年で60~70人、クラス単位で考えると、8名ほど。このあたりが目安になると言えるだろう。
県柏は急激に伸びているというよりも、安定している学校のイメージがあてはまる。だから、この目安はある程度信用のおける数字と言えるだろう。
次は、難関&有名私大の状況だ。
やはり「安定」という言葉がしっくりくる。
これだけ、傾向が安定していれば、目標も立てやすいよね。
ここ3年間は、MARCH以上への進学が健闘して40%を超えているのは前向きに考えられるかもしれない。
さらに今春は国公立とMARCH以上で50%を超えて、過去9年間で見ても最高となったのがわかる。公立なので予備校の力とかもあるとは思うけど、上昇志向のある生徒が増えているのかもしれない。
ここまでの状況で考えると、難関大学へ進学を考えた場合、県柏の上位50%以内でチャンスありというところだろう。
この数字を高いとみるか低いとみるかはそれぞれだろうが、裏を返せば、クラスで半分以下の成績では難関大を目指すことは難しいってことなんだよね。
裾野を広げて、日東駒専を加えると、国公立+有名私大までで50~60%で推移している。
残りの40%はFランなの?って話になりそうだけど、そこは県立柏高校。そういうことでもないんだよね。
県立柏は「理数科」を持つ高校で、理数教育には一定の強みがあるだろう。
というわけで、今回は就職に強い「四工大」と農学系の「東京農大」を含めた私大の合格状況をまとめてみた!
こんな感じだ。
四工大と東農大についてみると、進学率がそこそこ高いよね。特に東農大は安定して25%を超えている。つまり合格者の4人に1人は進学しているのだ。
大学の研究環境や就職ではMARCHにも劣らないと言われることもある、四工大と東農大なので、有名大進学者にカウントしても良いと考える。
ここ4年間の進学数は150~170人弱と言ったところで、国公立大を含めれば、良い年で70%程度、厳しいとして60%程度になる。
ということで、県立柏高校から全国国公立大を含む有名大学に進学できるのは上位70%以内と言っていいだろう!
安定感のある学校だから、今後入学する受験生にとっても目安として参考になるデータだと思う!
また、浪人している人が例年約10%で30人前後。
これをまとめると、県柏に進学した320人の進路は概ね、
上位5%以内(20人弱)…旧帝一工+早慶
上位45~50%(150人前後)...全国国公立大+早慶上理MARCH
上位70%以内(200人前後)...全国国公立大+有名私立大学(四工大,日東駒専以上).
下位20%(70人前後)...その他の私立大学(≒Fランク)
その他10%(30人前後)...浪人
という状況になるだろう。
上位の生徒の成績だけ見れば、さすがの県立柏。
しかし、クラスの3人に1人は浪人かその他の私立大学ということ、これは忘れてはならない現実だ。
県柏に合格したという事実に満足していては、卒業後は別に県柏に行かなくても...と嘆くような末路になるから注意したいね。
県立柏高校のより詳しい進学状況が気になる!と言う人は、ぜひ県立柏高校のHPにアクセスしてみよう。
最近3年間分の進路詳細がアップされているよ。