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【評定3の真実】内申点は大切!今の時代、「3」は普通じゃない!?

千葉県教育委員会から、今年の春、中学校を卒業した子たちの調査書の評定(内申点)の分布を公表された!

これは、毎年この時期に公表されていて、県の平均値の他、中学校ごとの詳細な分布まで知ることができる。

 

それで、タイトルの話なんだけど、保護者世代では「相対評価」(各評定を与える人数割合が決まっている)が採用されていたから、評定「3」=「ふつう」の成績だったけど、今は「絶対評価」(各評定を与える人数に制限がない=極論全員が5でも良い)に変わっているから、昔の常識が通用しなくなっている。

 

気になる千葉県の公立中学校及び義務教育学校における状況はこんな感じだ!

1年分だと説得力がないので3年分を掲載しよう。

※R4とR5は全365校、R6は全363校で2校分の統廃合があった。

 

数字がズラーっと並んでいて、よくわかんない!という人もいるかもしれないが、一番下の「相対評価」時代の割合と比べてみると、「5」と「4」の割合が高いということには気づいてもらえるんじゃないかな。

 

これを、累積分布にするとこんな感じになる!

 

積分布と言うのは、中1のデータの分析でやったと思うけど「4」のところに入る割合は、「5」と「4」の合計になる。

 

表を見てわかる通り、実技4教科については、「5」と「4」で50%を超えるという訳だ。しかも、1年だけじゃなくて、3年間ずっと。

相対評価の時は31%だったのに、20%も増えているんだよね。

つまり、実技教科の「3」というのは、「平均以下」の評価であることを示している!決して「ふつう」じゃないんだ。

 

学習5教科についても、それに近いことが言えて、どの教科も「5」と「4」を合わせると40%を超えている!むしろ、50%に限りなく近い教科もある!

 

今や、「4」以上の評定を取ることが「ふつう」であると言っても良いかもしれない。

 

絶対評価」では個人の能力に対する努力の結果も評価になるから、テストの点数でちょっと失敗してしまったりということがあっても、他の部分で挽回して「4」をもらうことだって十分に可能なのだ。

 

千葉県の公立高校を受験する場合、調査書の評定は中1~中3の3年分を利用する。

しかも、どの教科もどの学年も比率は同じ。

要するに、「9教科×5段階×3年間」=「135点満点」というわけだ。

 

中学3年生はすでに2年分の評定が確定してしまっているから、取り返すと言っても限界があるけど、中学1,2年生は、これからまだまだ挽回できる!

 

学習教科も実技教科も偏りなくしっかり取り組んでいくことが大切だね!

 

プラス進研の塾生には、各中学校の3年分の資料を出そうと思っている!

最近、ちょっぴり忙しいので、がんばって出すけどしばしお待ちを...。